【仙台市宮城野区】地名「宮千代」の由来を知っていますか? 歴史好きが推している、とある美少年とは?
仙台市宮城野区宮千代。宮城の萩大通り沿いにあり、卸町に接している「宮千代」。その地名の由来が歴史好きの間で話題です。何でも「推せる!」と言うファンがいるんだとか。
地名の由来が分かるのがこちら。宮千代1丁目にある「宮千代児童公園」です。
公園の外周を進むと、他にも入口があります。その入口を入ると…
何やら石碑があります。
史跡「宮千代之碑」。地名である宮千代に関する碑のようです。
石碑脇にあった説明看板。ちょっと文字がかすれて読みにくいですが、「宮千代という美少年がいた」とあります。
石碑とは離れたところに、綺麗に書かれた別の由来看板がありました。その内容によると…
昔、松島寺(現在の松島にある瑞巌寺)の高僧見佛上人に仕えていた宮千代少年。歌(和歌)の修行のため京都へ行く途中、宮城野原(現在の宮千代から仙台駅方面への一帯)の美しさに感動し句を詠みますが、下の句が思い浮かばないまま病に倒れてしまいます。
夜な夜な下の句を求める亡霊と化してしまった宮千代少年。そのうわさを聞きつけた見佛上人が下の句を詠んだことで成仏したとのこと。
碑に記されたのは完成した句。「月は露(つゆ)つゆは草葉に宿かりて それこそそれよ宮城野の原」。
地名の由来となった、和歌に秀でた「宮千代」少年。そんな美少年であったとされる宮千代少年を「推しメン」として推す歴史好きがいるために、この公園が話題になっていたんですね。
皆さんも宮千代児童公園に地名の由来を確認しに行ってみてはいかがでしょうか。
宮千代児童公園はこちら↓