今年も良い1年のスタートが切れるように願いを込めてお参りをする「初詣」。皆さんはどちらにお参りに行かれる予定でしょうか。

今回は若林区で話題になっている初詣スポットをご紹介します。そこはなんと！　文化財として指定されているところなんだとか…。

その初詣スポットがあるのはこちら、国指定史跡「陸奥国分寺跡」。

国分寺とは、741年に聖武天皇が仏教の力で国を護ってもらうべく、日本各地に建立を命じた寺院のこと。こちらの陸奥国分寺は、その国分寺の中で最も北に位置する寺院なんです。参拝する前に、さらに詳しく知っておきたい！　という方はこちら↓をチェックしてみて下さい。

【仙台市公式HP：仙台市の遺跡＞陸奥国分寺跡】

現在、陸奥国分寺の講堂跡には薬師堂が、南大門跡には仁王門が建てられている。薬師堂は慶長12年(1607)に伊達政宗により創建されたもので、仙台市内における代表的な桃山建築のひとつであり、国指定有形文化財(建造物)に指定されている。（仙台市HPより）

はい。そうなんです。こちらの陸奥国分寺の講堂跡には、あの伊達政宗公が創建した薬師堂があるんです。薬師如来様をご本尊とする仏堂である薬師堂。その薬師堂が初詣スポットとして話題になっているんです。

こちらが国分寺跡の敷地内地図。門をくぐり、金堂や七重塔という絢爛豪華な響きの建物があった跡を眺めながら進むと…

見えてくるのが薬師堂です。

あの政宗公ゆかりの薬師堂、しかも政宗公の時代よりはるか昔に建てられた国分寺の跡地に建っている…。歴史のロマンを感じます。歴史好きな人、パワースポット好きな人が初詣スポットに選ぶのも分かりますね。

ちなみに薬師堂は現在、災害からの復旧のため保存修理工事の真っ只中でもあります。参拝するときには、むやみに建物に触れたりしないよう気をつけた方がいいかもしれません。

そして、薬師堂の隣りには宮城県指定有形文化財「白山神社」もあります。

こちらの白山神社は、国分寺創建の時代に建てられた神社。つまり薬師堂よりも歴史が古い神社です。こちらも伊達家にゆかりがある神社であり、薬師堂と合わせて参拝する方が多いんだとか。

歴史のロマンを感じさせてくれる薬師堂と白山神社。伊達政宗公と伊達家にも想いを馳せながら、2023年初の参拝をしてみるのもいいかもしれません。若林区でどこに初詣に行こう…と迷っている方は是非お参りに行ってみて下さいね。

国分寺薬師堂、白山神社がある陸奥国分寺跡はこちら↓

前の記事へ

記事一覧へ

次の記事へ